マタニティのアロマテラピー

コラム

最近、妊活の方や妊婦さんのご相談が増えてきており(めでたい!)、とても悩まれていることを知ったので、アロマセラピストとして出来るケアをと思い、ここに記していきたいと思います。

※妊婦さん、赤ちゃん、それぞれに個性があるため、この精油が安心安全です、とは断定できません。精油種類や詳細はカウンセリングでお話させていただきます。

情報過多による疲れ

妊婦さんはここに書くまでもなく、10カ月の間たくさんの制限をしていらっしゃると思います。

大切なお腹の中の命を守り育むため、もうすでに子育てが始まっていらっしゃる、そんなママの姿はとても愛にあふれていて素敵です。

だからこそなんです、自分を犠牲にしてお腹の赤ちゃんを優先にし過ぎてしまうのではないでしょうか?

おそらく犠牲にしている気持ちはないと思います、ただ、これまでとの生活や身体の変化に順応すべく、あらゆる情報を得て取捨選択するうちに、心や身体が疲弊しているように感じます。

まずはその疲れた心を解きほぐすために、アロマテラピーを活用してください。少し疲れを感じた場合、心のケアからはじめましょう。

妊娠前期のアロマケア

食事と同様、アロマテラピーも妊婦前期は特に、使用可能な精油は限られます。そのため、マタニティOKとされる市販のブレンドオイルでも注意が必要です。

ただし、安全な精油も存在しますし、精油の希釈濃度を薄くしてあげると、ほんのりとアロマが香るクラフトが完成します。

疲れやすい、気分をリフレッシュしたい、つわりがしんどい時に、手首にブレンドオイルを少しなじませてあげると、心がほぐれるような感覚になります。

また、精油を使わないケアも推奨しています。
バスソルト、キャリアオイルを使った足湯やマッサージで、むくみや肩腰の疲れをほぐしてあげましょう。この場合の基材も、天然な素材かどうかは、プロのアロマセラピストに確認するようにしてください。

できないことに目を向けるのではなく、その時の敏感な身体にあったアイテムを厳選していると思って、できるケアを取り入れていきましょう。

妊娠中期~後期のアロマケア

安定期を過ぎると、選べる精油も増えてきます。
ご自身の身体の不調に合わせて、精油をセレクトしていきましょう。

当サロンではカウンセリングの際に、下記のようなことをお伺いしています。

・気分の落ち込みはあるか
・食事はできているか
・身体のむくみ、痛みが強く出ている箇所はあるか
・お腹のハリがあるか
・どんな不快があって、何を改善すると気分が良くなりそうか

カウンセリングは、ご自身の心と身体に向き合っていただく時間です。身体のことだけでなく、不安なことやモヤモヤしていること、なんでもお話を聞かせてください。

カウンセリング後に、セレクトした精油を香っていただきます。
この香りが気になる、これは嫌だな、そんな嗅覚反応で心や身体が何を求めていらっしゃるのかも、
お伝えさせていただきます。

出産時の香り

陣痛が始まったら、好きな香りに包まれて出産を…というのが理想的ですね。

予めバースオイルを作成し、入院の際にお持ちになる方もいらっしゃいます。ハンカチやティッシュに垂らして香りを嗅いだり、背中や腰をさすってもらうケアが出来れば、少しでも安心して出産に臨めるはずです。

なお、出産の場合は、妊娠中とセレクトする精油が異なります。リラックス効果&分娩促進効果のある精油を選びます。

分娩室でママがリラックスして出産にのぞむことを第一とし、お好きな香りをコーディネートすることをご提案いたします。

ただし、昨今の感染症の影響で立ち合い分娩が出来なかったり、病院の受け入れに制限がある場合があるので、精油やオイルを持ち込む際は一度医師と相談されてください。

最後に

臨月を迎える友人がおり、「精油は妊娠中NGだと思ってた」と話していました。妊活中からたくさんの情報や口コミからセレクトして、妊婦NGと言われるものは極力避けてきていたと聞きました。

「何かが起きた時に、これを摂ったからだって、そのせいにしたくない。」
という一心で、色んなことを制約して、今ここにある命と向き合ってきたのだなと思うと、頭が下がります。
ほんの少しでも、心のサポートが出来ればという想いでいます。

カウンセリングはオンラインでも承っておりますので、「CONTACT」もしくはLINEにてご相談ください。

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